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05 May

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11 July

トーマスティック-インフェルド 『ヴィジョン』




製品名:vision
メーカー:Thomastik-Infeld
コア材:ナイロン(シンセティックコア)
材質
 D:シルバー巻
 G:シルバー巻
 C:タングステン・シルバー巻
値段: 定価 12,800円 / 購入価格(DGC線のみ)約6,000円
購入店: 海外のどっかのお店

評価:★★★★☆☆☆



 まず調弦の安定性が良いです。ドミナントも良かったですが、これも十分に良い。
 音の傾向としては明るくパリッとした印象。古典などにいいのかもしれません。ただ、比較的音質の劣化は早い気がします。3週間ぐらいで大分へたったかな?と思いました。

 自分の先生にいろいろ言われたドミナントの後継と言われる弦ですが、今回は特にお咎めなしでしたね。ヴィオラの場合はドミナントよりもヴィジョンのほうがいいかも?

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08 March

トーマスティック-インフェルド 『ドミナント』





製品名:Dominant
メーカー:Thomastik-Infeld
コア材:ナイロン(ペルロン)
材質
 A:アルミ巻
 D:シルバー巻
 G:シルバー巻
 C:シルバー巻
値段: 定価 14,385円 / 購入価格(DGC線のみ)約6,000円
購入店: 海外のどっかのお店

評価:★★★☆☆☆☆




 ヴァイオリンは定番中の定番。ヴィオラは定番という意見もあればそうでもないというドミナント。最近また値上がりして定価だとチェロ弦レベルの値段ですねw 安価とかいうのは一体いつの話やら……。今回はA線を除いたDGC線を海外で購入。


感触:
 弦は若干太めですが、やわらかく扱いやすい。また張力が低いのか結構押さえやすく、すこしふにゃふにゃしてるかも。普段張力が強い弦を張ってたのでハーフポジションがわかりにくかったw

演奏面:
 ドミナント最大の特徴だと自分は思いますが、ものすごく弾きやすい。レスポンスが今まで使ったどんな弦よりよく、小さな力でも音がでます。どこかで見ましたが、イージープレイというのはまさにそのとおり。でも弾いた感触があまりにやわらかすぎて、慣れてない自分は扱いきれなかったですね。

 音色は深みがありやわらかく、時にピッチカートはすごく綺麗に響く。ただし、楽器はぜんぜん鳴りません(もちろん楽器によりますが)。そのため無理に音量を出そうとして力を入れて弾くと音がつぶれてしまうという……。良く鳴る楽器の少ないヴィオラにドミナントはイマイチと言われる由縁はこのあたりが原因な気がしますね。



総評:
 定価が高く、そして値引率も少ない! そして自分の楽器には絶望的に合わず、久々にレッスンに行った先生に「今までよく鳴ってたのに急に鳴ら無くなった」とすさまじい酷評っぷりw 先生の耳からするとそこまでひどいのかw(しかも見かねていくつか弦をくれるほどw) あとまだ3週間ほどですが、確かに音質の劣化は激しいかもしれません……。
 しかし、非常に弾きやすいことや音色、ピッチカートの良さなどメリットももちろんあります。でもこの値段でこれでは、自分はこれ以上使うことはない気がしますw

14 November

コレルリ 『アリアンス』





製品名:alliance
メーカー:Corelli
コア材:ナイロン(KFフッ素コア)
材質
 A:アルミニウム巻
 D:シルバー巻
 G:シルバー巻
 C:タングステン巻
値段: 定価 14,176円 / 購入価格 8,020円
購入店: クライスラーミュージック さん

評価:★★★★★☆☆



感触:
 以前書いたクリスタル同様、弦が太めです。しかしながらクリスタルほどフィンガリンがしにくいわけでなく、結構押さえ易い(全体的に見れば硬くて押さえにくいですがw)。弦の交換、チューニングもクリスタルよりやり易いですね。ちなみに、クリスタルと同様でパッケージ内では丸くなるように巻きつけられていませんでした。たぶん折れやすいと思いますw
 A線は驚くほど安いのですが(ストリングスラボなら700円ぐらい)、今まで使ってきたナイロンのA線では一番良かったです。5ポジ以上で弾いてもカスカスせず、なかなか温かな(豊かというか)音のするA線です。でもアジャスターには入れにくいw

演奏面:
 張った直後は音量も大きく、乾いたパリッとした音のする感じ。よく鳴り、スピロコアのタングステン線のような音です。ナイロン弦といえば豊かな音、というのとはちょっと違う感じですね。その後は大分温かな音色になってきました。他の方のレヴューを見ると、自分の楽器だけかな? ちなみにチューニングの安定性は良く、3日程度で安定します。また、寿命も長いのか、2ヶ月ほど使っても目立った音質の劣化はありませんね。巻きが緻密なためか、松脂や弓、奏法によっては弦の上を弓がすべりそうな気がします。


総評:
 定価だと高いですが、未だに安いところなら8000円台で買えるナイロン弦です。元々評判は良い弦ですが値が張る…というのも今は昔。定番弦の筆頭、ドミナントが以前は8000円ほどで買えたものの、いまではそうはいきません。ビオラ弾きにはこの弦は貴重なものになると思います。

15 September

コレルリ 『クリスタル』




製品名:Crystal
メーカー:Corelli
コア材:ナイロン(スタビロン)
材質
 A:アルミニウム巻
 D:アルミニウム巻
 G:シルバー巻
 C:タングステン巻
値段: 定価 9,345円 / 最安価格 5,141円
購入店: StringsLab さん

評価:★★★☆☆☆☆



感触:
 どの弦もナイロンらしく太めで、フィンガリングが若干大変かもしれません。また、ダダリオの弦とは対照的で弦がかなり硬く、そのためかパッケージに入っている弦は他のメーカーのそれと違い丸くなるように巻きつけられていませんでした。たぶん無理に巻きつけると切れたり折れたりすると思いますw


演奏面:
 まず一言目にチューニングが今まで使ってきた弦の中でトップクラスに合いませんw 張って一週間経っても結構伸びますね。本番直前とかには張らないほうがいいかも……。
 音はまずまず。張りたてのときは元気の良い音で、響きもあります。クリアな音と聞いてましたが、結構深みのある音がでますし、二ヶ月ほど使ってますが目立った劣化もないようです。ただ、妙に力を込めないと音が出ないのか、弾いてると右腕が疲れる気がします。今まで使ってた弦ではこんなことなかったのですが…。A線はナイロンとしてはなかなか実用的ですが、ちょっと音色が貧相な感じかな。


総評:
 今年の九月からただでさえ高い弦がさらに高くなり、定番とされるドミナントもヴィオラ用は定価で15000円もします。そんななか、欧州の弦であるにも関わらず値上がりせず、定価は結構するもののストリングスラボで買えば半額近く値引きされて売っているのでコストパフォーマンスは良いでしょう。
 ただ、この弦は硬いせいかナットの部分からどんどん巻き線がほつれていってしまいますw 張って一ヶ月ちょっとでこれなので、弦の寿命はそんなに長くはないかもしれません。コストパフォーマンスに優れた弦ではダダリオが筆頭ですが、音色が気に入ればコレルリ クリスタルをつかうのも良いかもしれません。
06 June

ダダリオ 『カプランソリューション』




製品名:Kaplan SOLUTIONS
メーカー:D'Addario
コア材:スチール(スズメッキカーボンスチール)
材質
 A:チタニウム巻
値段: 定価 1,890円 / 購入価格 1,134円
購入店: StringsLab さん

評価:★★★★★☆☆



感触:
 ヘリコアなどに慣れていると弦そのものは若干硬く感じます。新品なら張替えも難しくはないと思いますが、一度張ると結構クセがつくので張り直しはしにくいかな。フィンガリングにおいては結構やわらくおさえられますので、おさえにくさはないと思います。

演奏面:
 ひっくり返りにくく、柔らかいながらもハリのある響きをします。柔らかさとハリではどちらが上かと聞かれたら、ハリの方が上手でしょうか。ヤーガーとラーセンではラーセン寄り?(ヤーガーは弾いたことないで確実なことをいえませんが)力を入れた演奏にも強く、音がつぶれにくいなど非常に利点が多いです。自分が今まで試した弦のほとんどにある程度バランスよく合う、まさにオールマイティーな弦なのではないかと思います。

総評:
 他所でも同じようなレビューを書いたので、それと大差はないですが、非常に万能な弦だと思います。チタンを巻いてるためか耐久性も高く、他のA線で試してみて合わなければまずはカプランソリューションで張りなおしてみます。(つくづく思いますがソリューションなのかカプランソリューションズなのかわからんw 某所ではズがあったりなかったり)
 そしてなにより、音色、耐久性、操作性などがバランスよく組み合わさった弦であるにも関わらず、他の有名どころのA線と比べずいぶん安いです。コストパフォーマンスは抜群。ラーセンやヤーガーはよく品薄で手に入りにくいですが、これはそういうこともなく(店頭以外の通販では)非常に入手しやすいです。
 そんなわけで初の5つ星。たまたま自分の楽器と相性が良かっただけかもしれませんが、ぜひ一度お試しあれ!
        
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