05 November 弦楽器フェア2007 というわけで行ってきました弦楽器フェア2007。今年で記念すべき50回目だそうです。その際の記念品として先着3500名のハンドタオルを貰いました。 いやあ、やはりいろんな楽器があるのは良いですねえ。今回はストラディバリもありました。コレ↓ 本物かいなと疑うほど保存状態が良かったです。だって300年以上も経ってて、プロが弾いてるストラディバリなんてけっこうボロボロなのにこれはまだ50年程度って感じの綺麗さでした。このフェアでは大抵の楽器は試奏可能なんですが、さすがにコレはケースから出すことも駄目でしたね。まあ自分はヴィオラだからいいけどw んで、肝心のヴィオラが今年は……というより年々減ってます。試奏用の弓ではヴィオラ弓が超品薄になってましたw まあ数も少なかったため、ほとんどヴィオラを弾いたのですが、日本人の新作楽器でコレはいいなあと思えるものがありました。買うといくらぐらいだろう……。 さらに、今度は10~20万の初心者がよく手を出すレベルでどれが良いかということもやってみたり。いろいろ弾きましたが、途中で弾いた某Hのヴィオラは20万円ながら意外に良い。ネット通販ではそこそこ有名な奴ですね(CAOじゃないよ)。ただあくまで20万ならってだけで、板が薄く、音が綺麗なんだけどたぶん遠くまで届かないと思う。なによりヴィオラっぽいぱりっとした音や、くすんだ音でない。自分の10万ちょいのにはヴィオラ及ばないと思う。 けどまあ自分のはかなりの掘り出し物で、先生にも20万でも買えないレベルと言われていたため、しょうがないかも。全体的に見れば20万なら悪くはないんじゃないかと思う。 んが、最後に(この価格帯で)試奏したアメリカ製で最近話題になってる某Jのヴィオラはすごかった。最上位のマッジーニは40万以上だけどかなり良いものがあり、その最兼価モデルのヴィオラは自分の楽器に下手すると勝るんじゃないかと思える楽器がありました。しかも定価16万円。よく見なかったので板の厚さはわかりませんが、音の質からそんなに薄くはないと思う。ぱりっとした音ではないが、非常によくくすんだ音が出ていました。最初に買う楽器としては十二分すぎるかも……。 最後に弓の話なんですが、なんかメーカー製木弓はどれも駄目でした。50万以上のは弾いてないのですが、33万の某F社や40万の某K社のはかなりイマイチ。自分が持ってる16万で買った弓の方がずっと使いやすいし腰が強い上に発音も反応も良い。今回試奏したほとんどの木弓が太くもっさりしてました。たぶん材料がイマイチなんだと思う。やっぱペルナンブコ材に関するワシントン条約が強化されたせいかなあ。ただ個人の弓は非常に良かったです。特にTさんのは最も高いものでも10万円なのに、どのメーカーの弓よりも弾きやすかった。正直今の弓があるしサブの木弓もあるけどこの弓なら買いたいと思うぐらいw ちなみに自分の弓はこちらのメーカーの↓ 去年の弦楽器フェアに試奏したときほかの弓を差し置いてただならぬインスピレーションを感じバイト代をはたいて半年後に購入したARCUSのカーボン弓です。使えば使うほどこの弓の性能すごさを思い知ります(買ってすぐのときは失敗かと思ったけどw)。ちなみにクリスチャン・テツラフというヴァイオリニストがソロコンサートで使っていたりして有名らしいです。 あとグラッサーの弓も良かったかな。問題はヤマハミュージックトレーディンで扱っているものの、ヴィオラ本体がなかったため試奏が出来なかったということw 担当のお姉さんは親切でとても試奏しやすかったのに楽器がないなんて……。一応弓だけはあったのでグラッサーの安い方(グラファイト)と新製品の高い方(ブレイテッド)を触らせていただきました。ブレイテッドは作りもよくバランスもよかった。実売3~4万ならかなり良いんじゃないかな。試奏できないんじゃ実際のところはわからないけどw というわけで満足した一日でした。まる。ちなみに楽器スタンプラリーがあり、その景品として楽器クロスを貰いました。タオルといい、これらだけで入場料と同じぐらいの値段のようなw PR