10 July THORVALDSSON E.U.R.L. 『JADE』 ヴィオラではそこそこ人気のある松脂、ジェードです。この松脂はヴァイオリン(ヴィオラもかも)では定番とされる通称『黒猫』の販売元、THORVALDSSON E.U.R.L.社製です。まあ黒猫と比べると知名度が雲泥の差ですがw 松脂の色は写真の通り深緑色で、松脂としては珍しい色かも。 ひっかかりがずば抜けてよいわけではありませんが、ひっかかりが足りないわけでもひっかかりすぎでもなくいい感じです。強いひっかかりを求める人にはイマイチかも。音はちょっと粒立った音がするかな。弾いた感じではあまりしっとり感がなく、ドライな感じ。また、黒猫だと弦を弾くとばんばん松脂が飛び散りますが、ジェードはあまり飛び散りませんね。 今まで使ってきた松脂の中では変な癖もなく、ヴィオリストの松脂としてオススメできるものと思います。また、夏場にこの松脂を使うとしっとりした音、ひっかかりが得られるため、自分は夏場に好んで使います(そういうのが好きなので)。しかし冬はかなりさらさら感、ドライ感が増すので7~9月以外はほとんど使いませんw(もちろんここは好みの違いです) 向き:さらりとしながらちゃんとしたひっかかりを求める人 ドライな音がほしい時 とりあえずヴィオラ用になにか松脂がほしい人 不向き:強い引っ掛かりを求める場合 しっとりとした弾きごこち、音を求める人 色が嫌いな人(笑 PR
06 February スーパーセンシティブ 『クラリティ』 松脂カテゴリー第一弾、次世代の松脂として名高い(?)アレルギーの出ないハイドロカーボン製松脂、クラリティです。基本的にセピア系の色ばかりの松脂の中で、ひときわ目立つ透明な松脂です。自分が買った最初の松脂ですが、最初っからこんな新松脂を使うあたり自分の趣味や志向がまるわかりですなw 使い心地としては結構さらさら。使ったことはありませんが、ベルナンデルのような感じでしょうか。弾いたあと弦には結構松脂が残りますが、困ったことにこの松脂は取りにくいようだ……。 2006年の半ばに購入して、JADEを購入する5ヶ月間程使用し、そのまま使ってませんでしたが、最近再度使ってみたところ、やはり滑りやすいかな? 個人的に粘度が強いものを好みますので、一概には言えないのですが、ヴィオラよりもヴァイオリン向けだと思います。やはりアレルギーに対して重点を置かれた松脂なので、特にアレルギーで苦しんでいるとか、誰かみたく新素材に惹かれるといったことがない限り特別使用する意味はないかな。 あと、松脂にはよく布などが一緒にくっついていますが、クラリティについている青色の布は他の松脂の布と比べ数段上質な感じがしますw 触ってみると分かりますが、極細繊維の布のような触感です。